泉の森
こちらのページではアヤメ・カキツバタの開花状況を順次お知らせしますので散策の際の参考にご活用ください。
泉の森のアヤメ・カキツバタはようやく見ごろを迎えたようです。
アヤメは植栽地の全面に咲いています。しかし今年は花が少ない印象です。
▲アヤメ植栽地を北側(しらかしの池側)から
▲同、南側から
▲八ッ橋デッキのカキツバタ
さて、アヤメ・カキツバタなどをおさらいしておきましょう。
▲アヤメ(アヤメ科)
濃い紫色で、大きな花びら(外花被片)の根本に白い網目模様があります。
▲カキツバタ(アヤメ科)
上の2枚はカキツバタです。泉の森には濃い赤紫の品種と、薄紫色の品種があります。
カキツバタは大きな花びらの根本に白い筋が入るのが一般的な特徴なのですが、
ここに植えられているのは園芸品種なので、どちらも黄色い筋が入っています。
昨年は突然白いカキツバタが現れたのですが、今年はまだ見ていません。
▲キショウブ(アヤメ科)
花全体が黄色いのがキショウブ。
こちらは西アジアからアフリカ原産の植物です。
泉の森が公園として整備された時に植えられたものですが、とても繁殖力が強いので(要注意外来生物)、増えすぎないように時どき減らしています。
以上を踏まえて、次の写真をご覧ください。
▲アヤメ・カキツバタ・キショウブ
手前の濃い赤紫と左の薄紫がカキツバタ、奥の濃い紫がアヤメ、中央の黄色が(少ないですが)キショウブです。
▲ショウブ(ショウブ科)
さて、泉の森にはハナショウブも植えられていて、6月初めくらいから咲き始めます。
ハナショウブのことを単にショウブということがありますが、こちらが本当のショウブです(標準和名がショウブ)。
ご覧のように地味な花です。
アヤメ・カキツバタ・キショウブ・ハナショウブはアヤメ科ですが、ショウブはショウブ科、まったく違う植物です。
ショウブは5月5日の端午の節句の日に葉を菖蒲湯に使うものですね。
アヤメの開花は進んでいますが、早い時期から咲いていたアヤメはすでに花を落とし始めています。
例年だと、いっせいに開花して「今が見頃」と言える時期があるのですが、今年は雨が多く不安定な天候が多かったので、一度に見られる花の数が少なくなりそうです…
とはいえ、中央から歩道側(東側)にはつぼみがまだたくさん残っているので、そろそろ見頃を迎えることでしょう。
▲アヤメ植栽地を南側から
▲アヤメ植栽地を南側から
▲4月30日に見頃だった株
アヤメの花の状況は、前回の更新からそこまで変わっていません。
全体としての見頃も、まだ迎えてはいない状態です。
▲アヤメ植栽地を南側から
▲アヤメ植栽地の南側
▲花が見頃を迎えた株
日当たりがよい植栽地の西側や南側は、見頃を迎えている株もあります。
アヤメの花が少し増えました。
▲アヤメ植栽地を北側から
植栽地の西側の縁に沿って咲いています。
しかしまだ全体の1~2割ほどでしょうか?
見ごろはもう少し先になります。
▲同、西側から
カキツバタは4月下旬から、アヤメは4月末頃から開花が始まっています。
カキツバタは見頃を迎えています。
▲4月22日 カキツバタ
▲4月26日 カキツバタ
▲4月30日 カキツバタ
アヤメが植栽されているショウブ田の様子です。開花している株もありますが、全体としての見頃はもう少し先になりそうです。
▲4月30日 アヤメが多数植栽されているショウブ田の様子
▲4月30日 日当たりがよい場所では開花している
▲4月30日 アヤメ
日当たりがよい場所のアヤメはこのように開花していますが、全体としての見頃はゴールデンウィーク後半になるのではないかと思います。