11/14(金)古民家の燻蒸(くんじょう)を行います
11月14日(金)に、業者による燻蒸作業を旧小川家・旧北島家にて行います。
ここで言う燻蒸とは、家屋を長持ちさせるために室内全体を燻す作業のことです。木材を燃やして出る煙には、柱や茅葺き屋根の防虫・防菌等の効果があります。かつての民家ではイロリやカマドの日常使いによって、自然と燻蒸の効果が得られていたと考えられるため、当園はイロリでの火入れを毎日実施して民家の保全に努めています。
14日の燻蒸作業ではスーパーケムラーという専用の装置を用いて、普段のメンテナンスでは行き届かない部分まで燻蒸を行います。終日民家内への立ち入りはできませんが、外からの見学は可能です。貴重な文化財を今後も安全に見学できる状態を保つための大事な作業ですので、何卒ご理解のほどよろしくお願いいたします。